土曜セミナー「アサーション適切なノーの伝え方」
土曜セミナー3月19日は「アサーション適切な『ノー』の伝え方」を
開催しました。
■アサーティブなコミュニケーションとは
アサーティブとは、相手を尊重しつつ、自分の意見や要求、感情を率直に、誠実に対等に伝える自分も相手も大切にするコミュニケーションの方法です。
アサーティブな表現ができると、一方的になったり、言葉を飲み込んだりすることなく、「本当に伝えたいこと」が適切に伝わるようになります。
今回は、自分も相手も大切にした断り方のポイントをご紹介します。
断れない事が続く事によって、結果として、以下のようなデメリットが生じてくる可能性があります。
■自分も相手も大切にした断り方の伝え方
こんな時、どうしますか?
例)Aさんが、上司Bさんに飲み会に誘われたが、残業続きで、今日は早く帰ってゆっくり休みたい。
- 相手に配慮せずに断わると…
「急に言われても無理ですよ、こっちの都合も聞くべきです。」
と、はっきり断る。
対人関係がギクシャクする
- 断れないと…
相手との関係を悪くしたくないと迷っているうちに「行こうよ。」と押し切られる。
モヤモヤ、イライラが積もる。
体に不調をきたす。うつ病に。
断れないことが続くことで、爆発し、人間関係が壊れてしまう
こんな時には、アサーティブに「ノー」を伝えましょう
- 相手に配慮しながら、さわやかに断る
「誘っていただき、ありがとうございますでも、今日は家で休みたいので、また別の機会にさせてください。」と、断る。
■ 適切に「ノー」を伝えていけるようになるために
「断ってはいけない」という思い込みを点検してみましょう。「ノー」を言うことは、相手を否定することではありません。断りたい事の的を絞り、率直に「ノー」を伝える事で、「相手とより良い関係を築いていく」事ができます。
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参加された患者様の声
- 今回のセミナーを受けて、私が足りないと感じていたものは「伝え方のスキル」だと分かりました。日常生活で気の置けない相手に練習してみようと思います。伝え方のコツを知る事ができて、参加して、とてもよかったです。
- 断ることに対して不安が出てくるんだと改めて感じました。とても考えさせられる内容でした。
- アサーションのポイントがまとめられていて、わかりやすかったです。こんなにもさわやかなスキル…アサーションは、身につけたらすごいだろうなと思います。
- アサーションの意味と「ノー」と言う伝え方が良くわかりました。ただ、相手が怒りまくるような人なので、なかなか難しいですが、実行できたらと思います。
関連する情報
監修
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【出身校】名古屋市立大学医学部卒業
【保有資格】精神保健指定医/日本精神神経学会 専門医/日本精神神経学会 指導医/認知症サポート医
【所属】日本精神神経学会/日本うつ病学会/日本嗜癖行動学会理事/瑞穂区東部・西部いきいきセンター
【経歴】厚生労働省認知行動療法研修事業スーパーバイザー(指導者)の経験あり。2015年より瑞穂区東部・西部いきいきセンターに参加し、認知症初期支援集中チームで老人、高齢者のメンタル問題に対し活動を行っている。日本うつ病学会より「うつ病の薬の適正使用」のテーマで2019年度下田光造賞を受賞。
【当院について】名古屋市から、「日本精神神経学会から専門医のための研修施設」などに指定されている。
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