苦手な身体感覚を克服するのが肝!?(パニック障害の治療)
以前のブログでもご紹介したように、パニック障害は、突発的に生じるパニック発作((例)動悸、息苦しい、めまい感、現実感消失、吐き気など)が繰り返し生じ、不安になり、その後の日常生活においてパニック発作のことを警戒するようになり、パニック発作が生じないように以前楽しかった生活を避けたり、諦めてしまう((例)人が多い場所を避ける、高速道路の運転を避ける、ドキドキする活動を避ける)病気です。
パニック障害を治療する際には、パニック発作で体験する身体感覚((例)ドキドキ、息苦しい感、めまい感、現実感消失、吐き気感など)が生じても大丈夫という経験をすることがとても重要になります。
本当に、そのような治療で克服できるのでしょうか!?
もちろん、治療を進めるためには、いくつかのコツを知っていただくことが重要です。
平成31年1月19日(土)の練習では、7名の方にご参加いただきました。特に、吐き気感に苦手意識をもたれている方が多く、練習の中で様々な発見があったようです。
次回の苦手な身体感覚を克服する練習は、平成31年4月頃 を予定しております。
パニック障害・嘔吐恐怖等でお困りの方は、ぜひ医師にご相談ください。
◇過去のパニック障害、広場恐怖に関するブログ
・苦手なものを克服してみませんか?:パニック障害や広場恐怖克服のヒント
・広場恐怖とは
・パニック障害が治るとはどういうこと?
・苦手な身体感覚を克服する練習(パニック障害の治療)
◇パニック障害についての基礎知識(当院ホームページ)
・パニック障害とは
(心理士 本田・宮本)
関連する情報
監修
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【出身校】名古屋市立大学医学部卒業
【保有資格】精神保健指定医/日本精神神経学会 専門医/日本精神神経学会 指導医/認知症サポート医
【所属】日本精神神経学会/日本うつ病学会/日本嗜癖行動学会理事/瑞穂区東部・西部いきいきセンター
【経歴】厚生労働省認知行動療法研修事業スーパーバイザー(指導者)の経験あり。2015年より瑞穂区東部・西部いきいきセンターに参加し、認知症初期支援集中チームで老人、高齢者のメンタル問題に対し活動を行っている。日本うつ病学会より「うつ病の薬の適正使用」のテーマで2019年度下田光造賞を受賞。
【当院について】名古屋市から、「日本精神神経学会から専門医のための研修施設」などに指定されている。
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