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公開日: |更新日: パニック障害専門療法

身体感覚に曝露するとは?(パニック障害)

平成30年7月21日(土)、当院のパニック障害グループ治療の中で、身体感覚に曝露(苦手なことを段階的に練習する治療法)をする練習を行いました。
パニック障害と身体感覚に対する曝露練習の関係については、こちらから過去のブログをご参照ください。

現在、当院では3ヶ月に1回ペースで身体感覚曝露訓練を行っており、意図的に身体感覚を作り出し、不安が自然に落ち着くことを体験し、身体感覚が生じても自分は大丈夫であるということを体験的に学んでいきます。
今回は、7名の方にご参加いただきました。皆さん、自身の苦手な感覚(例えば、ドキドキ感、息苦しい感、めまい感、非現実感、吐き気感など)を再認識するとともに、今まで気づけなかった苦手な感覚も発見しているようでした。
本日体験していただいたことを踏まえ、日常にて様々なことに挑戦し、活かして頂ければと思います。
次回、身体感覚曝露訓練は 平成30年10月頃 を予定しております。
パニック障害・嘔吐恐怖等でお困りの方は、ぜひ医師にご相談ください。
また、よろしければ過去のパニック障害に関するブログも御覧ください!
こちらから)
(心理士 宮本・本田)

関連する情報

監修

加藤 正
加藤 正医療法人和心会 あらたまこころのクリニック 院長
【出身校】名古屋市立大学医学部卒業
【保有資格】精神保健指定医/日本精神神経学会 専門医/日本精神神経学会 指導医/認知症サポート医
【所属】日本精神神経学会/日本うつ病学会/日本嗜癖行動学会理事/瑞穂区東部・西部いきいきセンター
【経歴】厚生労働省認知行動療法研修事業スーパーバイザー(指導者)の経験あり。2015年より瑞穂区東部・西部いきいきセンターに参加し、認知症初期支援集中チームで老人、高齢者のメンタル問題に対し活動を行っている。日本うつ病学会より「うつ病の薬の適正使用」のテーマで2019年度下田光造賞を受賞。
【当院について】名古屋市から、「日本精神神経学会から専門医のための研修施設」などに指定されている。