院内研修 -漢方について-
院内研修 -漢方について-
日時:2017年5月11日 12:30~
場所:あらたまこころのクリニック
院内研修で、漢方について学びました。
□ 漢方といえば・・・
- においが独特
- 1日3回服用が大変
- 本当に効くのか不安
- よくわからない
などなど、漢方に対して、中にはあまり良くないイメージをお持ちの方もみえるかもしれません。
漢方にはたくさんの種類があり、さまざまな症状に対して、使い分けることができます。
今回の研修では、数多くある漢方の中でも、
① 半夏白じゅつ天麻湯 … めまい、頭痛、食欲不振 に効果がある漢方
② 白虎加人参湯 … 口の渇き に効果がある漢方
の2種類について詳しい説明を受けました。
① 半夏白じゅつ天麻湯とは
パニック障害の方はパニック発作の症状のなかで、めまい、頭痛を経験することがあります。また、うつ状態の症状の一つとして、食欲不振になることがあります。
半夏白じゅつ天麻湯はこれらの症状に有効であるといわれている漢方です。
② 白虎加人参湯
精神科や心療内科で処方される向精神薬の副作用には、口の渇きがあります。
白虎加人参湯は口の渇きを軽減させる効果があります。
今回の研修を通して、漢方についてより理解をより深めてきたいと感じました。
パニック障害やうつ病など、さまざまなお悩みをお持ちの方に対して、当院では、“患者様を薬漬けにしない薬物治療”をモットーに、患者様が安心して薬物療法に取り組めるよう、サポートに努めております。
パニック障害やうつ病によくみられる考え方や行動のパターンに対して、新しいパターンを身につけられるよう、認知行動療法を用いた治療を並行して行うことで、患者様にとって負担の少なく、より効率的な治療を行なっております。
関連する情報
監修
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【出身校】名古屋市立大学医学部卒業
【保有資格】精神保健指定医/日本精神神経学会 専門医/日本精神神経学会 指導医/認知症サポート医
【所属】日本精神神経学会/日本うつ病学会/日本嗜癖行動学会理事/瑞穂区東部・西部いきいきセンター
【経歴】厚生労働省認知行動療法研修事業スーパーバイザー(指導者)の経験あり。2015年より瑞穂区東部・西部いきいきセンターに参加し、認知症初期支援集中チームで老人、高齢者のメンタル問題に対し活動を行っている。日本うつ病学会より「うつ病の薬の適正使用」のテーマで2019年度下田光造賞を受賞。
【当院について】名古屋市から、「日本精神神経学会から専門医のための研修施設」などに指定されている。
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