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問題解決療法
問題解決グループ~参加者の声~
当院では、毎週金曜日の午前中に「問題解決グループ」を実施しています。
グループでは、参加者の皆さんが日々の困りごとを持ち寄り、解決策のアイデアを出し合ったり、実際に解決策を実行してみてどうだったかの振り返りも行っています。
先日、参加者の方々にグループについての感想を聞いてみたので、その一部をご紹介したいと思います!
- 日々、自分が何に困っているか振り返る癖がついた。
- 人の話を聞いて、「あっ、自分のことだ」と、いつも振り返りがある。
- 同じような悩み、困りごとが他の参加者にもあるのだと気づかされた。
- 困っていること、悩んでいることは悪いことだという思いが薄くなった。
- 悩んでいる人が他にもいて、その人たちと討論しているうちに解決策が出てきたりする。
- 自分では気づけなかった考え方や行動を挙げてもらえる。
- 他の人からいろいろなアイデアをいただけて、自分では思いつかないものが多いので、悩みや困り事は自分ひとりで考えず、相談することの大切さを教えてもらった。
- 人から、自分が思いつかなかった考え方、アドバイスを聞くことができ、困っていることを解決していく上で参考になった。
- 人の困りごとで、自分のアドバイスが役に立つとうれしい。
- 自分ひとりで続けるよりも、グループがあることでモチベーションが維持できる。
- 1回の失敗や怖いと思った経験から、またそうなったらどうしようと不安になることがあるが、やってみると大丈夫なことのほうが多い。うまくやることが目標(目的)ではない。まずはできることから1歩ずつやっていけばいいんだということを学んだ。
このように、グループに参加することで「悩んでいるのは自分だけじゃないんだ」と分かって安心したり、自分ひとりでは思いつかなかったアイデアに出会うことができたり、問題に取り組むモチベーションに繋がったりしているようですね。
これは、まさにグループで取り組む良さだなあと思います!
今後も「問題解決グループ」は、安心して自身の悩みと向き合い、解決に向かって取り組んでいける場となるよう、参加者の声を取り入れながら実施していきたいと思います。
問題解決グループ
https://www.mentalclinic.com/group/#problem_solving_group_description
関連する情報
監修
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【出身校】名古屋市立大学医学部卒業
【保有資格】精神保健指定医/日本精神神経学会 専門医/日本精神神経学会 指導医/認知症サポート医
【所属】日本精神神経学会/日本うつ病学会/日本嗜癖行動学会理事/瑞穂区東部・西部いきいきセンター
【経歴】厚生労働省認知行動療法研修事業スーパーバイザー(指導者)の経験あり。2015年より瑞穂区東部・西部いきいきセンターに参加し、認知症初期支援集中チームで老人、高齢者のメンタル問題に対し活動を行っている。日本うつ病学会より「うつ病の薬の適正使用」のテーマで2019年度下田光造賞を受賞。
【当院について】名古屋市から、「日本精神神経学会から専門医のための研修施設」などに指定されている。
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