あらたまこころのクリニック「症状別のよくある質問」ページ

症状別のよくある質問 DISEASE FAQ

働く人の発達障害

DEVELOPMENTAL DISABILITY

大人になってから発達障害とわかることがあるのはなぜですか?

発達障害の原因は脳にあるといわれており、その特性は生まれつきのものです。

子どもの頃に診断されることもありますが、小さい頃にその特性はあったもののそれほど問題にならなかった場合は、大人になってから気づかれる場合があります。

それは、子どもの頃は発達障害の特性が「個性」としてとらえられていて、発達障害とは気づかれにくかったことが、社会に出て問題になることがあるからです。しゃかいに出ると、さまざまな制約があったり、複雑な要求を自分で解決しなければならなかったりします。また、「会社の常識」や「気配り」に気づけないと、周りの人に白い目で見られたり、叱責されてしまうこともあります。こうした中で、発達障害に気づき、それだけでなく、うつ病や不安障害などの二次障害が起こってくることもあるのです。

関連する情報

監修

加藤 正
加藤 正医療法人和心会 あらたまこころのクリニック 院長
【出身校】名古屋市立大学医学部卒業
【保有資格】精神保健指定医/日本精神神経学会 専門医/日本精神神経学会 指導医/認知症サポート医
【所属】日本精神神経学会/日本うつ病学会/日本嗜癖行動学会理事/瑞穂区東部・西部いきいきセンター
【経歴】厚生労働省認知行動療法研修事業スーパーバイザー(指導者)の経験あり。2015年より瑞穂区東部・西部いきいきセンターに参加し、認知症初期支援集中チームで老人、高齢者のメンタル問題に対し活動を行っている。日本うつ病学会より「うつ病の薬の適正使用」のテーマで2019年度下田光造賞を受賞。
【当院について】名古屋市から、「日本精神神経学会から専門医のための研修施設」などに指定されている。