あらたまこころのクリニック「症状別のよくある質問」ページ

症状別のよくある質問 DISEASE FAQ

社交不安障害

SOCIAL ANXIETY DISORDER

社交不安障害(あがり症)を改善するためのコツは何ですか?

ポイント① 治療の基本はお薬の服用と精神療法

社交不安障害の治療の柱は、「お薬の服用」と「精神療法です」。

お薬の服用は、脳内の神経の働きのバランスを整え、恐怖や不安を和らげます。また、カウンセリングなどの精神療法によって今までの不安に陥りやすい思考パターンを修正し、別の見方もできることを認識していただきます。

 

ポイント②焦らず、じっくり治療していきましょう

社交不安障害の治療の場合、治療をして効果が実感できるまでには個人差がありますが、数カ月かかります。

焦らずに治療をじっくりと続けることで、回復・改善し、強い不安を感じることが少なくなります。

 

 

治療を続け症状が改善してくると、今まで避けてきたような場面(人前で自分の意見をはなすことなど)でも落ち着いて対処出来るようになります。不安に対処する経験を少しずつ積み重ねることで、自分に自信を持ち、あなたらしく社会生活を送っていきましょう。

関連する情報

監修

加藤 正
加藤 正医療法人和心会 あらたまこころのクリニック 院長
【出身校】名古屋市立大学医学部卒業
【保有資格】精神保健指定医/日本精神神経学会 専門医/日本精神神経学会 指導医/認知症サポート医
【所属】日本精神神経学会/日本うつ病学会/日本嗜癖行動学会理事/瑞穂区東部・西部いきいきセンター
【経歴】厚生労働省認知行動療法研修事業スーパーバイザー(指導者)の経験あり。2015年より瑞穂区東部・西部いきいきセンターに参加し、認知症初期支援集中チームで老人、高齢者のメンタル問題に対し活動を行っている。日本うつ病学会より「うつ病の薬の適正使用」のテーマで2019年度下田光造賞を受賞。
【当院について】名古屋市から、「日本精神神経学会から専門医のための研修施設」などに指定されている。