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公開日: |更新日: うつ病

愛知精神科学術講演会

平成26年3月1日に行われた、愛知精神科学術講演会に参加してきました。

 

座長:鳴海ひまわりクリニック 院長  池田淑夫先生

演者:中央公園クリニック 院長  窪田幸久先生

 

今回の講演会では、静岡県富士市で行われた「富士モデル」の報告を聞くことができました。

富士モデルとは、働き盛りの男性を対象とし、うつ病の早期発見・早期受診を促す事業です。テレビCMや広告など各種メディアを通して情報提供すると同時に、内科医との連携を図ることで、1人でも多くの方に適切な治療を受けて頂くことが目的です。

富士モデルで着目した症状は不眠です。うつ病の症状で悩んでいる方でも最初から精神科を受診することは少なく、先にかかりつけの内科に行く場合が多いことがこれまで指摘されてきました。そこで、かかりつけ医で不眠を中心にうつ病症状の有無をチェックし、必要な方に精神科の受診を勧めるシステムを構築しました。

紹介された患者様の多くが精神科での治療で改善されたことも報告され、改めて連携の大切さを実感させられました。

 

最近寝付きが悪い・・・

夜中に目が覚めてしまう・・・

目覚ましより何時間も早く目が覚めてしまう・・・

こういった睡眠の悩みは、もしかしたらうつ病のサインかもしれません。

当院も、うつ病や不眠の治療を積極的に行っております。お気軽にご相談ください。

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監修

加藤 正
加藤 正医療法人和心会 あらたまこころのクリニック 院長
【出身校】名古屋市立大学医学部卒業
【保有資格】精神保健指定医/日本精神神経学会 専門医/日本精神神経学会 指導医/認知症サポート医
【所属】日本精神神経学会/日本うつ病学会/日本嗜癖行動学会理事/瑞穂区東部・西部いきいきセンター
【経歴】厚生労働省認知行動療法研修事業スーパーバイザー(指導者)の経験あり。2015年より瑞穂区東部・西部いきいきセンターに参加し、認知症初期支援集中チームで老人、高齢者のメンタル問題に対し活動を行っている。日本うつ病学会より「うつ病の薬の適正使用」のテーマで2019年度下田光造賞を受賞。
【当院について】名古屋市から、「日本精神神経学会から専門医のための研修施設」などに指定されている。