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公開日: |更新日: 睡眠障害・不眠症

不眠症の院内研修を行いました

■院内研修を行いました

場所:あらたまこころのクリニック
日時:2017年9月28日(木)12:30~13:00

 

最近では、肌寒い朝を迎えることが増え、いよいよ夏から秋に変化してきたことを、感じるようになりました。このような季節の変わり目に生じやすくなる病気として“不眠症”があります。

そこで、今回は、“不眠症”をテーマに行った院内研修の内容をご紹介します。

なぜ季節の変わり目には不眠症が生じやすくなると言われているのでしょうか?睡眠は、24時間の活動や環境が関わっています。

 

例えば…

・日中の活動によって、睡眠リズムは変動します

・寝床での活動や環境、寝る前の活動によって、適した睡眠環境、体内環境が変動します

冬になると、日照時間が短くなり、気温が下がるといった環境変化が生じるため、睡眠にも影響が生じやすくなり、結果的に不眠症になりやすくなると考えられています。

 

以下のチェック項目は、当院で用いている睡眠環境のチェックリストです。まずは、ご自身の睡眠環境についてチェックしてみましょう。

睡眠環境チェックリスト

 

この不眠症ですが、実は、日本人の3人に1人が不眠症状に悩まされているということが、報告されています。そして、不眠症には、4つのタイプがあります。

今、みなさんはどのようなタイプの不眠症状でお困りでしょうか?また、これらの症状によって、日中の活動にどのような影響が生じていますか?

例えば

  • 物事をネガティブに考え込みやすくなる
  • 人との交流や仕事に身が入らない
  • 集中力が続かない
  • イライラする
  • 日中眠くて、活動に影響が出る
  • 眠いから、昼寝をたくさんしてしまう
  • 今までできていたことができなくなっている

… などなど

 

もしも思い当たる不眠症状や日中の活動でのお困り事がありましたら、不眠重症度質問表から、ご自身の不眠の状態をチェックしてみてください。 そして、ぜひ一度、医療機関へご相談ください。

 

関連する情報

監修

加藤 正
加藤 正医療法人和心会 あらたまこころのクリニック 院長
【出身校】名古屋市立大学医学部卒業
【保有資格】精神保健指定医/日本精神神経学会 専門医/日本精神神経学会 指導医/認知症サポート医
【所属】日本精神神経学会/日本うつ病学会/日本嗜癖行動学会理事/瑞穂区東部・西部いきいきセンター
【経歴】厚生労働省認知行動療法研修事業スーパーバイザー(指導者)の経験あり。2015年より瑞穂区東部・西部いきいきセンターに参加し、認知症初期支援集中チームで老人、高齢者のメンタル問題に対し活動を行っている。日本うつ病学会より「うつ病の薬の適正使用」のテーマで2019年度下田光造賞を受賞。
【当院について】名古屋市から、「日本精神神経学会から専門医のための研修施設」などに指定されている。